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箱根 3 ハイアット リージェンシー 箱根リゾート & スパ - Hyatt Regency Hakone Resort and Spa

ハイアット リージェンシー 箱根リゾート & スパ - Hyatt Regency Hakone Resort and Spa

和風旅館が多い箱根で、温泉地の親しみ感と外資系ホテルの高品質なサービスとスパを兼ね備えた理想の温泉リゾート。

私のお気に入りホテル

ハイアット リージェンシー 箱根が上強羅にできて、13年。このホテルに最初に足を運んだのはいつだっただろう。〝東京の奥座敷〟と呼ばれ、明治のころの政治家たちの避暑地としても愛されてきた箱根に、私は物心ついたころから何度も訪れていた。

子どものころ、良い天気の祭日や日曜日など、父親の運転でよく出かけた。それからみんな大きくなって、家族旅行も自然になくなっていく。

ところが、大人になって勤めた会社が中強羅にマンションを所有していたため再び行くようになり、またまた箱根が近くなっていったのだ。娘がまだ3歳になるかどうかのころから、春、夏、秋、冬、季節を問わずよく出かけて行った。

新緑の春、真夏の花火大会、秋の紅葉、それと静かな冬の休日など、何度も訪ねたのだった。

やがて私は、2003年に『ACT4』を出版するようになり、まもなくハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパに出会うのである。

ハイアット リージェンシー 箱根は私が前職のころ行っていたマンションからちょっとだけ上に行ったところにあったので、部屋からの眺めにも馴染みがあった。それと、吹き抜けになっている1階の暖炉のあるスペース、「Living Room」が大好きだ。その奥のレストランもいい。箱根にはものすごくいいホテルや宿がたくさんあるなかで、何がこんなに私を惹きつけているのかわからないのだけれど、よく出かけていくようになったのだ。

夏の芦ノ湖の湖水祭のとき、また、2月だったと思うけれど、寒い時にホテルから頼まれて「Living Room」で大田佳弘さんのピアノコンサートをしたり、お正月に出かけたりと、何かにつけて行くようになっていった。

食べ物ももちろんおいしい。でも欲張りの私はレストランで食すよりも、「Living Room」またはお部屋で、和食の握り寿司、それからサラダやお肉などを頼んで食べることが多くなった。そして時間があるときは夕食前にエステに立ち寄り、リラックスしてから「Living Room」で少しだけアペリティフを楽しむ、というのがいい。

何年か前に友人たちとアペリティフの時間に大いに盛り上がってしまい、しっかり出来上がってしまったことを思い出す。このアペリティフはホテル側からのサービスというのもいい。

編集長 佐藤真理子

セブンシーズ - SevenSeas vol.250
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